daito's diary

写真のこと、身の回りのこと

お家でカメラ遊び 被写界深度の探求

 ようこそ、daito's diaryへ
すみません。
大げさなタイトルをつけてしまいました。
ほかに思い浮かびませんでした。
絞りを絞っていくとピントが合焦する幅がどんどん変わっていくことを、実際にやってみようということです。
ぼかしたいとき、手前から奥まで合わせたいときに、絞りの設定をどこに合わせればよいのかの確認です。
今まで、「f5.6なら大体いいんじゃない?MFTだからどうせそんなにボケないし…。」という、かなり大雑把にやってきましたので、良い機会です。
暇つぶし案件です。
またしても、仕事中に思いついてしまいました。
 
被写界深度とはなにかはこちらをご覧ください↓
もっと知りたい方はこちら
 
手抜きですみません。
 
実際の撮影はこんな感じにセットを組んでみました。

f:id:daito-a110:20190219170255j:plain

マニキュアの行列です。
センターの黄色いマニキュアにピントを合わせて、絞りを1段ずつ絞り込んでいくとどうなっていくかの実験です。
 
ボディはLUMIX G9。
レンズは、
LUMIX G VARIO 14-140/3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
LEICA DG SUMMILUX 1.4/25
LEICA DG MACRO-ELMARIT 2.8/45
Planar T* 1.7/50 AEJ
です。
ISO200、絞り優先で撮影しました。
写りに変化が出てきたものだけ掲載します。
 
まずLUMIX G VARIO 14-140からです。
f:id:daito-a110:20190219170402j:plain
f:id:daito-a110:20190219170414j:plain
f:id:daito-a110:20190219170427j:plain
左から f4.2・5.6・8
f:id:daito-a110:20190219170532j:plain
f:id:daito-a110:20190219170544j:plain
f:id:daito-a110:20190219170557j:plain
左から f11・16・22
25mm付近での最小絞り値はf4.2です。
4.2:黄色以外はピントが外れています
5.6:赤とピンクにピントが合い始めました
8.0:まだ、両側までピントはあっていませんが、奥の青には合い始めています。
11:奥の青にピントが合いましたが、手前のターコイズにはまだ合っていません。
16:ここで全体にピントがほぼ合いましたが一番手前のターコイズはまだ甘さが残っています。
22:全体的に描写が甘くなりました。これが小絞りボケでしょうか。
 
このレンズの特徴として、被写界深度はどちらかというと奥に深く手前は浅いということでしょうか?
f22まで行くと描写が甘くなりますし、SSも1秒と現実的ではありませんね。
このレンズはスナップ用の便利ズームとして購入しましたので、f8~11まで絞ってパンフォーカスで感度をあげて使うと面白いかもしれませんね。
 
LEICA DG SUMMILUX 1.4/25
f:id:daito-a110:20190219171106j:plain
f:id:daito-a110:20190219171118j:plain
f:id:daito-a110:20190219171131j:plain
左から f1.4・2.8・5.6
f:id:daito-a110:20190219171408j:plain
f:id:daito-a110:20190219171421j:plain
f:id:daito-a110:20190219171434j:plain
左から f8・11・16


1.4:黄色以外の4本がとろけるようにボケています。

2.8:緩やかなボケに変わり始めました
5.6:ここからピンクと赤にピントが合い始めています
8.0:まだ、ターコイズと青はボケが残っています。
11:ターコイズと青までピントが来はじめました。
16:ターコイズと青は甘いままです。
 
このレンズはきれいなボケが特徴です。絞って被写界深度を深くしようというところは狙っていないようですね。
先ほどの10倍ズームとはコンセプトが別物です。
なんせパナライカですから。
 
LEICA DG MACRO-ELMARIT 2.8/45
f:id:daito-a110:20190219171748j:plain
f:id:daito-a110:20190219171810j:plain
f:id:daito-a110:20190219171825j:plain
左から f2.8・4・5.6
f:id:daito-a110:20190219172143j:plain
f:id:daito-a110:20190219172154j:plain
f:id:daito-a110:20190219172210j:plain
f:id:daito-a110:20190219172229j:plain
左から f8・11・16・22
2.8:25mm同様、黄色以外の4本がきれいにボケています。
4.0:ピンクと赤にピントが来はじめました。
5.6:ピンクと赤にもピントが来はじめましたが、まだボケています。
8.0:ピンクと赤が大分はっきりとしてきました。
11:ターコイズと青にピントが合ってきました。
16:ターコイズと青がかなりはっきりしてきましたが、黄色のロゴが甘くなってきています。
22:全体的に甘くなってしまっています
 
25mmと比較するとピント面は薄いですが、それほどキリキリしているわけではないようです。
ですがやはりマクロレンズです。
ピント合わせはシビアさが必要ですね。
f11までが実用域のようです。
 
Planar T* 1.7/50 AEJ
f:id:daito-a110:20190219172425j:plain
f:id:daito-a110:20190219172436j:plain
f:id:daito-a110:20190219172449j:plain
左から f1.7・2.8・4
f:id:daito-a110:20190219172543j:plain
f:id:daito-a110:20190219172600j:plain
f:id:daito-a110:20190219172615j:plain
f:id:daito-a110:20190219172630j:plain
左から f5.6・8・11・16
1.7:青とターコイズの両サイドは盛大にボケています。
2.8:ボケが緩やかになってきました
4:さらにボケが緩やかになってきました
5.6:赤とピンクにピントが来はじめています。
8:赤にはキッチリピントが来ています。
11:両サイドまでピントが来はじめました
16:さらにシャープになってきました
 
さすがプラナーですね。
開放でのボケ具合はパナライカの2本とは違った美しさです。
絞り込むほどに解像感も増しているように思えます。
 
 MFTは絞りすぎ注意といわれていますが、必要であれば積極的に絞ってもいいように思います。
ただしSSとISOには十分注意しましょう。
せっかくの写真が手ブレでは目も当てられません。
手ブレとノイズならまだノイズの方がましだと思います。
それから、被写界深度で何とかしようというのにも限界があるということもわかりました。
どうしても、全部にピントを合わせなければならない場合にどうするか。
アングルを変えてみたり、被写体を並べ替えたり、やらなければならないことが見えてきます。
 こういうのって自ら実験しなくても、情報として得ることは簡単です。
でも、実際に手を動かさないと身につかないんですよ、私の場合。
いわゆる素振りと同じです。
 
 今日も一日かけて真剣に遊びました。
楽しかったけど疲れたー。
以上の結果を踏まえて、レンズを使いこなしていけたらと思います。
ではでは。