daito's diary

写真のこと、身の回りのこと

2日連続!伴さんのブツ撮りワークショップに行ってきた

 ようこそ、daito's diaryへ
2月16・17日の2日間に渡る、伴貞良さんが主宰するおっさん写真道のワークショップに参加してきました。
ブツ撮りと言っても商品撮影のための講座ではなく、光をどうコントロールするかがテーマです。
光を自分でコントロール(作り出す)することを覚えて、自然光の下でもよい光を見つけ出せるようになることが目標です。
午前中に座学、昼食を挟んで実践という形式です。
 伴さんのワークショップはある意味スパルタです。
ああしなさい、こうしなさいということはほとんどありません。
基本的なことを座学で学んだら、あとは自分の体を使って試行錯誤です。
ですので、すぐにでも結果を出したいとか、〇〇みたいな写真を撮りたいと思っている方にははっきり言って向いていません。
自分で納得しないと先に進まない(進めない)人にはばっちり合うと思います。
私自身もそのタイプです。
 何といっても「写真道」です。
己の写真を見つけだすための果てしない旅なのです。
そんなことを日々考えているめんどくさいオッサンたちが集まって来ます。
伴さんはそんなめんどくさいオッサンたちの強い味方です。
ただ「ゴールは自分で探してねー」なのです。
ゴールまでの道しるべをしてくれています。
あ、めんどくさいオッサンとはいってもカメラと写真が好きな気のいい紳士たちですよ。
 
さて、まずは1日目。
 
座学で習ったこと。
特別なテクニックの伝授ではありません。
 
・被写体を観察し位置を決める
・カメラの位置を決める
・光源をセッティングする
 
という、原理原則のお話です。
さあ、定常光組とストロボ組に分かれて実践です。
私は定常光組です。
GODOXのSL60Wを使います。
各々自分が撮りたい物をセッティングし撮影していきます。
順番待ちの間はサポートです。
光源を動かしたり、ディフューザー係、レフ板係と手分けして進めます。
それぞれのアイデアを出し合ってライティングを詰めていきます。
側から見たらどうかしています。
おっさんたちがチューリップを囲んで、あーでもないこーでもないと真剣です。
ワンショットごとに声が上がります。
納得の声、疑問の声。
職場の会議でもこれほど真剣でしょうか?
昼食だって撮影の合間を見てアッという間に済ませます。
だって時間がもったいないですから。
17:00すぎまでぶっ続けで交代しながら撮影していました。
そのあとも残って写真談議に花が咲きます。
 
2日目。
まずは昨日と同じく座学からスタートです。
昨日撮った中から一枚選んで提出です。

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提出した課題
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提出に迷ったもの
全員分の講評が終わったところで、本日のテーマです。
今日のテーマは透過光ライティングと2灯ライティングです。
こちらも昨日と同様、原理原則のお話からです。
伴さんが実際のライティングを組みながらの指導です。
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セットを組みながら解説する伴さん
そのあと昨日と同じメンバーでグループ分けをして実戦開始です。
2日目ともなるとお互いのコミュニケーションもスムーズです。
お互いをサポートしたり隣の班を覗いたりで和気あいあいです。
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協力してセットを組んでいきます
撮影教材の空きができたらテーブルに持ってきて自然光で撮影です。
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自然光で撮ったパン。おいしそうに見えますか?
とにかく何かしら撮っています。
昼食も昨日と同じく、空き時間で済ませます。
そんなこんなであっという間に夕方です。
実践しながら考え疑問をぶつけて最適解を見つけ出す。
これがこのワークショップのスタイルです。
自分から求めていかないといけません。
参加者はみんな貪欲です。
とにかく写真がうまくなりたい。
その一心です。
だってそのためにお金と時間を使っているんですから。
 
と言いながら、かなりの枚数を撮ったにもかかわらず、お見せできるのはほんの少しです。
 
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同じ被写体をレンズを変えて撮影

左がLUMIX G VARIO 14-140、右が伴さんからお借りしたマクロプラナー。

マウントが合えばレンズを取り換えっこして撮影ができますよ。

そこがまた、楽しいところです。

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左はマクロプラナー、右はパナライカ マクロエルマリート

マクロプラナーは禁断のレンズでした。

そのうち間違いなく、我が家にも生えてくるでしょう。

 
今回のワークショップも、引き出しを増やすことができました。
教わったことを自分のものにするために、家でもやってみます。
先日そろえた、物撮りセットが役に立ってくれます。
 
皆さんも機会があれば、伴さんのワークショップに参加してみてはいかがでしょうか。
初心者向けのセミナーからプロ養成コースまであるそうです。
撮影技術が学べるだけでなく、写真仲間が増えますよ。
とにかく楽しいの一言です。
ではでは。