daito's diary へようこそ
みなさま、ご無沙汰しております。
2年以上放置しておりました。
それにもかかわらず、毎日アクセスが有りましてありがたいばかりでございます。
改めてよろしくお願いいたします。
この2年間何してたかといいますと、愛猫のちゃあをかまいつつ、写真を撮り続けるというあいも変わらずな日々を過ごしておりました。
再開するきっかけとなるような大きな出来事がありまして、まずは定年まであと1年半というところでの退職です。
1年半という時間を苦役に費やすのが我慢できなくなり、今後のことも考えずに退職しました。
この年代の1年半はすごく貴重な時間です。いつ何が起こるかわかりませんからね。
その何かが8/25に起こったのです。
朝の散歩の帰り道、左側に斜行し始めたのです。
妻に状況を話し、すぐに大きな病院へ。
診察を受けると脳梗塞と診断され即入院となりました。
状態
・目をつぶって片足立ちが全くできない
・両腕を伸ばし手のひらを上に向け、目をつぶった状態で肩の高さを保持できず左腕だけ下がってくる
・左側の口角を上げることが維持できない
・MRIで右脳に白い影がある
進行が早い脳梗塞で、もし1日遅れたら半身不随、2日遅れたら寝たきりか最悪の状態になってたとのこと。
初期の段階ではあるし、すぐに治療に入るがこの2・3日が山場で、病状は今より進行するとのこと。
治療は点滴と服用で
点滴
・血栓を溶かす
・脳細胞を保護する
・脳の脱水症状を防ぐ
服用
・血液をサラサラにする
・胃薬
そして、安静を保つということでした。
リハビリもすぐに始めると効果的だから治療と同時ですよとのことです。
安静を保つってどういう状態かというと、ベッドで全部済ませてね、寝返りはいいけど起き上がったり歩いたりなんて絶対だめってことなんです。はい、トイレもベッドの上です。
治療方法は病状によっていろいろだと思うんで、入院生活でしんどかったことを書いていきますね。
2日間安静状態、つまり上体を起こしてはいけない状態です。
一番つらかったのはご想像通りトイレです。
おしっこは尿瓶です。コレはそれほど苦痛ではありません。自分ですればいいですし、終わったらナースコールで捨てに行ってもらえばいいので。
ですがお通じはこれが大変な三択。
1.差し込み
2.おむつ
3.検査用パンツにパッドを当てる
「さ、差し込みって、えーっっっっ…」
「あ、これですよ。」
ああ、差し込むってベッドとお尻の間に差し込むのね。
心配は一つ消えたもののやはり抵抗感はとても大きいですね。
なので最初のお通じのときは3を選択。
これ大失敗でした。汚れの範囲がひどくて泣きたくなりました。
2度めは差し込み。こちらのほうが絶対いいと思いますよ。
お腹が緩いと悲惨な状態になりそうですけど。
その辺は看護師さんと相談してくださいね、催す前に。
次に睡眠。
最初の2日間は4人部屋の空きがなくて個室だったんですけど、相部屋となると心配なのが「いびき」です。
私の場合は緊急入院で何の準備もできませんでしたが、「耳栓」「アイマスク」は必ず用意しましょう。
「うるせえからいびきすんな!」なんて言えませんから自衛です。
イヤーウィスパーなら病院の売店でも手に入ります。
アイマスクはとなりのスマホの光が漏れて眩しいときがありますからね。21時消灯じゃ眠れませんからスマホを使いますからね。
枕は看護師さんに相談すればバスタオルで調整してくれると思うので遠慮せず聞いてみましょう。
病院によっては選べるところもあるようです。
お風呂のこと
病状によって厳禁の場合がありますよね。蒸しタオルを用意してくれてます。ボディペーパーを準備しておくと万全です。
個室だと勝手にお風呂に入れちゃいますけど、絶対に医師の許可を得てから入浴してくださいね。
勝手に入って病状悪化させた患者がいたと主治医が悲しい目で話しておられました。
体は拭くだけでも結構さっぱりしますけど、頭髪はどうにも我慢できません。
ベッドで寝たままでも洗髪ができますので看護師さんに相談してみて下さい。
生き返ります。
私は入院4日めに洗髪の相談をしたらベッドでできるからすぐにやりましょうと洗髪していただけました。
シャワーの許可が降りるまで1週間かかりました。
服装
私の場合は退院まで心電計つけっぱなし、点滴つけっぱなしだったのでレンタルの病院着でした。
前がホックで開く肌着と甚平タイプの病院着です。
前が開くと体を拭くのも楽ですよ。
他にもティッシュや吸口などがセットになっているものもありました。
病状など
これはとにかく主治医や看護師さんとのコミニュケーションです。
中にはめんどくさがる医師もいるかも知れませんがしつこく聞きましょう。
少しでも変化があれば相談しましょう。
ネットの検索で心配するよりプロフェッショナルに直接相談です。
いびきがうるさいとか必ず看護師さんにお話しましょう。
部屋替えはできないけど話すだけでも気分は違います。
引き止めにならない程度のおしゃべりは大丈夫です。
そして看護師さんたちには最大の感謝をしましょう。
仕事とは言え、家族でも嫌がることをやってくれてるのですからね。
さて今回の入院は8/25から9/10までとさほど長くはありませんでした。
治療も副反応や痛みで苦しむこともありませんでした。
後遺症も殆どなくリハビリに時間をかければほぼもとに戻りそうだということです。
しかし日常生活に制限がかかったのが辛く感じました。
トイレと入浴、ほんとに大事ですよ。
自力でトイレとシャワーまで1週間かかりました。
ほんと辛かった。
この先また入院ということもあるかもしれないので、非常持出袋(入院セット)とチェックリストを作ろうと思います。
出来上がったらここで公開したいと思います(思うだけかもしれない)
入院なんてしないに越したことはないですけどね。
ではでは。